動機と転移

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動機はバリアブルの右上の矢印で、思考に関わる側にあります。身体に関わる側が世界をどう取り込むかを示すのに対し、思考に関わる側は、なぜその方向に注意が向くのかを示します。動機は、思考の焦点の奥にひっそりとある「なぜ」を表します。気づかないうちに、思考が繰り返し立ち返る根本的な関心事です。

これはヒューマンデザインの中でも、特に高度で実験的なレイヤーのひとつです。ここに書かれたことはすべて、気軽に試す個人的な実験として受け止めてください。自分がどんな人かを決めつけるものではなく、医療上の助言でもありません。結論を出す前に、時間をかけて観察してみましょう。

動機はどこから来るのか#

動機はパーソナリティ(意識)のカラーから読み取ります。チャートの意識側は出生時の惑星の位置から計算され、動機はこの側の太陽と地球から読み取ります(デザイン側にも独自の太陽と地球があります)。4つの矢印がどのように導き出されるかは、バリアブルの概要と、関連するカラー・トーン・ベースのページをご覧ください。

動機はパーソナリティ側から読み取るため、時間をかければ自分で気づける「なぜ」を表します。思考を動かす原動力であり、思考がひそかに支えているものです。

アクティブとパッシブ:矢印の読み方#

バリアブルの4つの矢印には、共通するシンプルな見方があります。左向きの矢印はアクティブな傾向を示し、焦点を絞り、戦略的に、意図を持って取り組みます。右向きの矢印はパッシブな傾向を示し、受容的でリラックスし、周辺にも注意を向けます。動機の右上の矢印が左向きなら、思考は方向を定めて戦略的に働きます。右向きなら、無理に進めようとせず、開かれた受容的な状態でいるときに最もよく働きます。

これは傾向であって、努力についての決まりではありません。パッシブな思考は怠けているのではなく、無理をしないときに最もよく働きます。

6つの動機#

動機は6つあります。どれにも良し悪しや優劣はありません。それぞれ、思考が本来の形で働いているときに中心となる関心事を表しています。

動機 意味(思考の根本的な関心事) 転移(本来の動機からずれたとき)
恐れ 未知のものに向き合い、理解に変えようとする力です。不安ではなく、不確かさが明晰さに変わるまで、あらゆるところを探ろうとする思考です。 必要性
希望 物事はそれぞれのタイミングでうまく進むと信じることです。可能性のあることや、待つ価値のあることに向かう思考です。 罪悪感
欲望 物質的な世界を変え、動かし、形づくろうとする力です。物事を実現するために、自ら関わりたいと思う思考です。 無垢
必要性 実際に必要なものに焦点を合わせることです。余計な情報を取り除き、本当に大事なことだけに注意を向ける思考です。 恐れ
罪悪感 うまくいっていないことに気づき、正そうとする力です。その中心にあるのは責任と修復であり、自分を責めることではありません。 希望
無垢 あらかじめ目的を持たないことです。背景にある事情に動かされず、一瞬一瞬を新鮮な気持ちで迎える思考です。 欲望

自分がどの動機なのか確信が持てなくても、このレイヤーでは自然なことです。一度で決めようとせず、数週間かけてゆっくり説明を読んでみてください。

転移:思考が代わりに選ぶもの#

転移は、本来の状態からずれたときに起こります。条件付けやストレス、あるいは思考が過熱することで、本来の動機から引き離されるのです。本来の「なぜ」に基づいて働く代わりに、その代用品である転移へと移ります。

パターンは決まっています。それぞれの動機は、ホイール上でちょうど反対側にある動機へ転移します。組み合わせは次のとおりです。

  • 恐れと必要性は、互いの転移です。
  • 希望と罪悪感は、互いの転移です。
  • 欲望と無垢は、互いの転移です。

たとえば、恐れを動機とする人は、プレッシャーを受けると必要性から生き始め、未知のものを探る代わりに、必要だと感じるものに意識を狭めます。希望を持つ人は、本来の動機からずれると、タイミングを信じる代わりに、うまくいっていないことを引き受けて罪悪感を抱き始めます。欲望を持つ人は、関わり、形づくるのが本来の性質であるにもかかわらず、無垢へと移り、受け身になって目的を持たなくなることがあります。転移にはいつも無理をしている感覚があります。一方、本来の動機に沿っているときは、人生が大変なときでさえ、静かに自然な感覚があるものです。

この違いに気づくことが、ここでの実践のすべてです。理由はわからないけれど、何かに無理や力みを感じるときは、転移に入っていないか自分に問いかけてみましょう。

思考に関わるもう一方の矢印にも、同じ仕組みがあります。それぞれの視点には注意散漫があり、視点が本来の方向から引き離されたときに、代わりに移ってしまう見方です。注意散漫をご覧ください。

自分に合った動機から生きる#

目指すのは、動機を作り出したり、それらしく振る舞ったりすることではありません。家族や文化、間違えることへの恐れから身につけた、条件付けによる借りものの「なぜ」に気づき、自分自身の動機が自然に現れるようにすることです。欲望を動機とする人が「そんなに欲しがるのをやめなさい」と言われて育つと、世界を形づくろうとする健全な意欲を抑え込んでいるかもしれません。希望を動機とする人が早く行動するよう迫られると、本来は持ち味である、タイミングを信じる気持ちを失っているかもしれません。

変わろうと決めるだけで、これが解決するわけではありません。ストラテジーと権威を試し、日々少しずつ自分に合った生き方をしながら、借りものの動機が自然と緩んでいく様子を観察してください。

深く探る前に#

バリアブルの思考に関わる側、つまり動機と視点は、身体に関わる側よりも微妙で感じ取りにくいものです。身体に関わる側の食事法と環境は、どう食べるか、どこに座るか、何が心地よさをもたらすかなど、具体的な日常生活に現れます。思考に関わる側はより静かで、読み違えやすいものです。

まずは身体に関わる側を整えましょう。食事法と環境の実験をしばらく続け、自分の状態がより明確になってから、動機の観察を始めてください。身体がより本来の状態に近づくと、思考が静まり、本当の「なぜ」がずっと見えやすくなります。焦らず、好奇心を持ち続け、追い求めるのではなく、時間とともに見えてくるのを待ちましょう。

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