ヒューマンデザインにおける占星術
更新
このページの内容
ヒューマンデザインと西洋占星術は、まったく同じ元データから始まります。生まれた瞬間の黄道上における太陽、月、惑星の位置です。出生年月日、出生時刻、出生地を占星術師とヒューマンデザインの計算ツールに渡せば、どちらも同じ天文表から、同じ惑星の黄経を計算します。違うのは、その位置に重ねる解釈の枠組みです。占星術はサインとハウスを通して読み解きます。ヒューマンデザインはサインとハウスをほとんど使わず、64個のゲートを通して読み解きます。ゲートは、レイヴマンダラと呼ばれるホイール上に並んでいます。
ヒューマンデザインは占星術ではありませんが、占星術と同じ天文学を土台にしています。両者が重なる点と分かれる点を知ると、多くの混乱が解けます。
共通の土台:惑星の黄経#
各惑星は、黄道(太陽が空を通るように見える道筋)に沿って測った360°の円上の正確な位置にあります。その位置を黄経と呼び、0°から360°までの1つの数値で表します。どちらの体系も、同じ方法でこの数値を求めます。
- 出生地の座標とタイムゾーンを使って出生時刻を協定世界時に換算します。
- 天文暦(エフェメリス)を参照します。天文暦は、あらゆる瞬間の惑星の位置を示す高精度の表、または現代のソフトウェアモデルです。
- こうして、太陽はX°、月はY°というように、各惑星の黄経が得られます。
ヒューマンデザインでは13個の天体を追います。太陽、地球、月、ノースノードとサウスノード、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星です。計算は2回行います。1回目は出生時、2回目はその約3か月前の時点です。この2回目の計算はヒューマンデザイン独自のもので、もう1組のアクティベーションが得られます。2つの日付の詳しい計算方法は、チャートの計算方法をご覧ください。
違いが生まれるところ:レイヴマンダラ#
ここが違いの核心です。同じ円に、異なる2つの区画が描かれているところを想像してください。
| 西洋占星術 | ヒューマンデザイン | |
|---|---|---|
| ホイール | 黄道十二宮の12サイン(各30°) | 64個のゲート(各5.625°) |
| 追加の構造 | 12のハウス(出生時刻と出生地から決まる) | 各ゲート内の6つのライン |
| ルーツ | ギリシャ・バビロニアのサインの象徴体系 | 易経(64卦) |
| 答える問い | パーソナリティ、タイミング、人生の領域 | エネルギーの仕組み:タイプ、センター、チャネル |
占星術では、たとえばホイール上の14°にある惑星は、牡羊座のサインに入り、出生時刻によって決まるハウスにも入ります。ヒューマンデザインでは、同じ14°が特定のゲートに入り、そのゲートはセンターとつながり、場合によってはチャネルを形成して、ボディグラフに表れます。惑星の位置は同じですが、そこから読み取る意味はまったく異なります。
64個のゲートは、区分し直した黄道です#
レイヴマンダラは、易経の64個のゲートを、同じ360°の黄道ホイール上に配置します。360÷64=5.625°なので、各ゲートが占めるのは円のごく薄い範囲です。30°のサインより、ずっと細かな区分です。たとえば牡羊座という1つのサインにも複数のゲートが含まれ、惑星の正確な度数によってアクティベートするゲートが決まります。
各ゲートはさらに6つのラインに分かれ、より細かく読み取れます(各ラインは0.9375°)。太陽が64個すべてのゲートを通過するには約1年かかります。月は約28日で通過します。この細かな区分によって、ヒューマンデザインは出生時のチャートから多くの情報を読み取れます。そのため、正確な出生時刻がとても重要です。数分の違いで、惑星が次のラインやゲートに移ることがあります。
サインとハウスを使わない理由#
初めて触れる人から「自分のヒューマンデザインのサインは何ですか?」とよく聞かれます。率直に言うと、サインとハウスはほとんど引き継がれません。ヒューマンデザインは占星術の天文学的な計算方法を保ちながら、象徴体系を入れ替えます。
- サインは使いません。「獅子座の太陽」は「7番ゲート、1番ラインの太陽」になります(その度数が入るゲートによって変わります)。ホイール上には黄道十二宮のサインもありますが、解釈の対象ではありません。
- ハウスは使いません。占星術のハウスは、仕事、人間関係、家庭など、人生の領域を表します。ヒューマンデザインにはそれに相当するものがありません。人生の領域ごとの区分ではなく、どのセンターやチャネルがアクティベートされるかを見ます。
- 新しい読み解きの体系があります。意味は、惑星の支配関係やアスペクトではなく、各ゲートの背景にある易経の卦から生まれます。
- 小惑星や計算上のポイントは使いません。キロンやブラックムーンのリリスといった占星術の要素は、ヒューマンデザインのチャートには含まれません。同じ計算方法でゲートに対応させることはでき、一部の実践者はそうしていますが、体系そのものでは使いません。リリスとキロン:占星術オーバーレイをご覧ください。
考え方として引き継がれるのは、それぞれの惑星が触れるものに異なるエネルギーの色合いをもたらすという点です。太陽は自分の核となる表現、月は自分を動かし支えるもの、火星は未熟さを表す、といった具合です。各天体がアクティベートするゲートにどんな影響を与えるかは、惑星のページをご覧ください。
パーソナリティとデザイン:占星術にはない2つ目のチャート#
ヒューマンデザインが占星術と大きく異なるのは、2回計算するところです。
- パーソナリティ(意識側の「黒」)は、正確な出生時刻から計算します。占星術でも作られるチャートです。
- デザイン(無意識側の「赤」)は、出生の約88日前、ホイール上で太陽が88°手前にあった時点から計算します。これは身体と条件付けを表し、自動的に働く部分に関わります。
占星術には、この出生前の「デザイン」チャートに相当するものがありません。どちらの計算にも同じ天文暦と同じゲートのホイールを使い、2回目は時間をさかのぼって計算します。この2つを合わせると、26個のアクティベーション(13個の天体×2回の計算)が得られ、ボディグラフ全体が形作られます。
まとめ#
ヒューマンデザインと占星術は、同じものではなく、いとこのような関係です。どちらも、同じ天文暦から計算した惑星の実際の位置を土台にしています。ただし、占星術がサイン、ハウス、アスペクトで語るのに対し、ヒューマンデザインはレイヴマンダラ上のゲート、ライン、センター、チャネルを通して読み解きます。さらに、占星術では使わない出生前の2つ目のチャートも加わります。占星術に詳しいなら、ヒューマンデザインは同じ空を、易経をもとにした、より細かな区分で読み解くものと考えてみてください。
自分のチャートについてAIに質問
出生情報を入力すると、ボディグラフと、その内容を把握したAIとのチャットを利用できます。教科書的な説明ではなく、自分のチャートに沿った答えが得られます。無料です。gethumandesign.comでアカウントが作成されます。
すでにアカウントをお持ちですか? ログイン
自分のチャートについてAIに質問
ログイン済みです。チャットを開いて、自分のチャートではどう表れるのか質問できます。
AIチャットを開く →